20代、30代までは身体が若く体力があるので、多少の夜更かしや食べ過ぎは身体に大きな負担にはなりません。しかし、40代になると30代までのような体力の維持が難しくなります。徐々に老化が進行するため、体力の減少を感じる場面が30代までと比較して多くなります。そのため、身体のことを考える必要があります。
また、この年代は仕事がハードな場合も多いです。管理職という立場になっていれば、自身の仕事だけでなく部下にまで目を配ることになります。自身の仕事も立場と共に質が高くなるので、体力と気力の両方を消耗します。このように、40代はハードな仕事と身体の健康を同時に考える必要があり、自己管理が難しい状況だと言えます。
忙しい状況の中、30代までと比較して体力が徐々に低下しているのを実感しているのならば、体力の向上や維持をするための行動が求められます。体力の向上に効果的なのは運動です。ハードな運動は身体に疲労が蓄積する可能性がありますが、ソフトな運動は体力の向上や維持に効果的です。毎日ではなく、週に数回程度のウォーキングやジョギング、筋力トレーニングをするだけでも身体の健康にはメリットがあります。また、ソフトな運動だけではなく、食事面や睡眠面にも目を向けるのが良いでしょう。また、好きな食事ばかりではなく、身体に良い食事も意識しましょう。さらに忘れてはいけないのが睡眠面。忙しい中でも適切な睡眠時間を確保できるように、仕事を含めた一日のスケジュールを立てて、寝る時間をしっかり決めましょう。
いくら体が健康体だといっても、定期検診は欠かせません。気がついたら手遅れだったということがないように、きちんと検査をして健康を維持していきましょう。そうした日々の小さな積み重ねが、医療を必要としない健康体をつくることに繋がるのです。